赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>蜥蜴のビル
ビルちゃん頼りなーい。でも優しい、大好き!早く行こ!
(元々きつい面立ちが驚きも相俟って、より一層烈しい顔になるのを見詰めていれば、頭部への衝撃に今度はこちらが目を見開いて。この国に長くいるのだろうと頼ったものの、その答えは奮わないもので不満げに感想を述べよう。だが目を猫のように細めれば、三日月に吊り上がった口からは前借りへのお礼が紡がれ無邪気にも女王から貰った暖かさを真似るように抱き着いて。泣きたくなったら抱けばいい、嬉しくなっても抱けばいい。そうすれば悲しみは半分こにされるし、嬉しさは肌を通して伝わるだろう。ぐりぐりと頭を擦り付けてから、促されるままに道を行き、豆知識には頷きを。不思議の国の食べ物といえば、体が大きくなったり小さくなったりするお菓子が頭に浮かぶが、さて実際はどうなのだろう。「ビルちゃんビルちゃん。ご飯食べたらね、体がおっきくなったりちっちゃくなったりする?」思い付くままに尋ね、あながち期待していないとも取れない表情が「本当はね、もう少しちっちゃくなりたいの。そしたら隠れんぼが強いでしょ?」本来18歳の体は幼児と共に遊ぶには大きすぎる事を不審に思うことはなくとも自覚はしているようで。)
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