赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>蜥蜴のビル
そーなの?…んー、じゃあオリバー頑張る!いっぱいお手伝いして、いっぱいいっぱいお出かけするの!
(安易な承諾ではないが、だからといって突き放すでもない返答に気を良くすれば決意の旨を満面の笑みと共に伝えて。お出かけ、とはいってもどんなお店があるのか知らない為に想像力は掻き立てられる。絵本で読んだ摩訶不思議なお茶会や色とりどりのキノコ。まさかそれが店頭に並んでいるとは考えていないが、きっと目が回る様な楽しい何かが待っているのだろうと、一人くふふと笑いをこぼした。手を振るにも足を動かすにも一々大きな動作は、所謂ニヒルな笑いを前にぱちくりと動きを止めて。「んー、でもビルって呼び捨てにするのはなんか違うもん。んー、んん。…あ、ビルちゃんはっ?ね、ビルちゃんって呼ぶのはいーい?可愛いよ?」笑い顔をどうにか気難しげに歪め腕を組めば頭を捻る。暫し無言の後、ぱあっと花開かんとする笑みを浮かべれば思い付いた渾名を連呼。無論却下されそうなことは承知の上で、駄目押しにもならぬ根拠をあげれば返事を待って。笑顔の裏では、考え方が嫌いではない、その言葉を胸にきゅっと仕舞い込む。その言葉を紡ぐ為に相手が何を経験したのか、それを想像するには何も知らなさすぎるし幼稚な思考では追い付けない。だから嬉しいと思った事は簡単に口に出さず、自分だけの宝物にしておくのだ。そうこうしている間にも、己一人では開けることが出来なさそうな、大きな扉の前に導かれ。待っててやる、との言葉に安堵の顔で頷けば、勇気を貰うべく無骨な手を取りぎゅっと握りしめて。何を緊張するのかもよく分からないが、凡そ雰囲気であろう。ふう、と息をつき顔を上げれば行ってきますと手を振り扉の向こうへ消えようか)
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