赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>蜥蜴のビル
お買い物はまだちっちゃいから一人で行っちゃ駄目なんだって。せめて上級生になるまでは待ちなさいって言われたの。だから、その時はビルせんせーも一緒に行ってね?
(最初はその見た目とそれに反さぬ無愛想な態度に身を震わせたものだが、話してみればそうでもないのかもと考えを改める。現に今、その大きな手は彼の言う仕事に使われるでもなく頭を撫でることに使われている。撫でられる機会も理由も読めないが、これで二回目だとにこやかにカウントを切り、甘んじてその暖かさを受け入れては三白眼を気持ち良さげに細めよう。薄らと開いた眼に喜色を浮かべながら掛けた言葉はお誘いのそれ。所々に6歳から時の止まった年齢の齟齬が散りばめられているものの、聞く分にはさして違和感のない言葉が期待の感情を隠しもせずに首をかしげる。だが勿論、忙しそうな事くらい出会いが故に察しもつく。駄目ならいーからね。幼げな仕草に似合わぬ苦笑と共に、相手にも逃げ道は作っておいて否の返事を聞かぬよう話をさっとすり替えて。「暑いのも寒いのもお外に出るひとだけのお楽しみだもん。かくご…、分かった!注射と同じくらい覚悟する!」そう両手をぎゅっと握れば、本人は至って真剣に己の覚悟を口にして。任せてと言わんばかりの語気から一転、腹の加減を尋ねられれば、空いていない事も無い。然し、煩わしい子と思われない為には女王様の所へと言っておいた方が無難だろうか。嫌われないように、好かれるように。根底にあるそんな思想が導き出した答えは「じょーおーさまに会いに行きたい!」といった後者のもので。びしりと天を突くように挙げた右手は、宛ら学生のようで気合十分、何時でも大丈夫ですよと示していようかな。)
(/此方こそ遅筆申し訳ありません…!どうぞ今夜もお相手お願いします。/蹴り推奨)
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