赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>オリバー
(今し方一人称として用いられた″オリバー″と言うのが恐らくは彼女の名前なのだろう。そしてこちらも憶測だが、ティーンエイジャーであれば仕事と言う響きに文句のひとつ二つ付けても良いものである。それも無しに真正面より受け止められると拍子抜けに近い思いを感じてしまい、そして続く思いと言えばやんちゃ盛り反抗期を抱える者が多い中で仕事を手伝うと言う素直さが可愛らしいと言う物。そう思えば矢張り武骨で柔らかさの無い手は彼女の頭を乱雑に撫でることとなり「金なんか要らねぇ、もし何か買うのに必要ならそん時は俺の所で働けばいい。言っとくけど暑いし寒いし土だらけだ、女が嫌がる仕事だから覚悟しておけ」けけ、とイタズラ交えた笑みが表情に浮かぶ位には先の一言に心を許したようで、扉をくぐり城内へ。入れば歩み寄ってくるメイドの一人に部屋の用意を申し出て、代わりに彼女の髪型が乱れていると文句を受けると煩ぇ煩ぇとそれを遮り。「アリス、腹は。減ってんなら先に食わせるし、減ってねぇなら女王に挨拶に行くぞ」顎を引き目を合わせるように顔を向ければ返答を待つように口を閉じ)
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