赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>赤の騎士
二人だけで過ごせる場所に連れて行って欲しい、誰にも邪魔されへんように。
(微風や霧雨でさえも距離を隔ててはならない。然し泥に塗れたとてただ離れなければ何処でも構いはしない。それをデートと呼ぶには不自然であっても一人の愛を独占し一人を独占するには二人きりこそが相応しいとの思いから間髪入れず強請り。情熱の赤に迷い込んだ純潔の白もやがては髪色のように赤と混ざりゆくのであろうか。その赤とは彼であれば良いのに。「女王様に安心して欲しい、私がおるから、そして助けに来たからと。一緒に居過ぎるなんて考えもせえへん。この服、見苦しくない?」訴えかける声は未だ耳に残り、具体的な"救い"については現時点では計り知れないのにも関わらずきっぱりと言い放ち。女王陛下と謁見するとなれば多少は気になるらしく歩きながらも正直な感想を求め。連れ立って歩く魅惑の空間において本物の花嫁よろしくしずしずと歩き少しの魅力を醸し出す為に意図的に唇へ微笑浮かべ)
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