赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>人魚
僕も嫌いじゃないよ。それだって凄いじゃないか、そんな人魚は人魚しか居ないんだ!
(謙遜しているのかもしれないが、己は何度指を鳴らしてみても変わらない。乾かしてくれるなら水遊びもへいちゃらだろうから何度だって遊びに来たい旨を含め辺りを踊り回り。真珠の微細に色が変化する輝きは女性なら速攻飛び付いていた見事さで、購入しようとするとうんとお金持ちじゃなければ難しいように思える。確かに小洒落た一品にはその魅力があるのだが唇を固く結び拒否の姿勢を示し「安っぽくなんかないやい」と一言悪態を吐き。走る人魚も初めてみたが意外にも早いのなんの、足の長さで既に負けている体格では勝てる見込みなどありはしない。「なんだよ、酷いよ人魚!教えてもらおうと思ったのにそんなに速く進まなくったっで良いじゃないか」止むを得ずゴールした後しゃがみ込み顔をぐちゃぐちゃに歪め悲しくて涙を零し)
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