鉢屋三郎 2018-05-27 14:18:53 |
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《初めて体温を分け合う》四月十二日
連夜続けて約束を取り付ければやはり真面目に待っていてくれる姿に優等感に駆られた。それが愛らしく愛らしくて…今すぐにでも食べてしまいたいと思う本音をひた隠しに真逆の純粋無垢な雷蔵の姿で逢いに行く、これがまさか私の初選択間違えだと気付かされるのは数分後。
ええぇぇえ、ちょっと待ってタンマなにこれ八左ヱ門に押し倒されてるんですけどおおお(悶絶)初めては是非この鉢屋三郎…私の姿が良かったんだが八左ヱ門が一重に熱い眼で見つめるものだから……な、勿論私…いや雷蔵もお前に抱かれて幸せだったと思う、それが妬ましいが雷蔵だから
許そう。そして行為中に八左ヱ門が言った「好き」は一体誰に向けたものだったのだろうか、「ぼくも」と返し少しだけ私の胸を抉った日に終わる。
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