鉢屋三郎 2018-05-27 14:18:53 |
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《新たな一面》 五月十九日
今夜も八左ヱ門に逢える嬉しさに朝から浮ついた気分で始まり、私が最近どうにも身体が萎ると愚痴を零すば「いつでも労ってやるよ」だと。相変わらず夜は労る気も無い癖によく言うよ全く…だが本能で求めるそこも良い、好き。
…そしてそんな緩い空気を変えたのは夕刻過ぎ。何時もの時間、何時もの場所へ直ぐ様行けると踏んでいた私の道を阻むかの様に所用の御声が掛かる掛かる…。結果悔やむ思いで時間には間にあわない胸を伝えると最初はいつも通りな八左ヱ門も何処か可笑しい程に私から遠ざかろうとするのだ、「久々に他の話し相手見つけるかな」と言われた時は正直泣いた。本気で泣いた。暫く根に持ってやるからな(後から聞けば嫉妬心を紛らわそうとしていたらしい)そしてこの出来事から分かった事は執筆とは実に難しいもので時に意図しない解釈を相手に与えてしまうという事。己が秘めた心なんて分かる人なんていやしないし無駄に言葉を飾って本心を隠してしまうなんていうのはもっての他。結局は互いの解釈違いで嫉妬心剥き出しの可愛らしい、可愛らしーーっっいっぷんすか怒っている八左ヱ門が見られた日であった。あぁもう本当に可愛すぎ(鼻血)大丈夫、ちゃんと私が一等に心に決めた相手は御前だけだよ。
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