竹谷八左ヱ門 2018-05-24 08:02:53 |
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《出逢って二日目》四月十一日
昨夜同等、春風吹く寒い夜だった。俺はまた人肌恋しさに話し相手を探した。同じ場所、同じ時間帯で。その時から少し期待を持っていた。昨夜のアイツが来てくれるんじゃないかって。
暫くすると、昨夜と同じ時間帯にアイツが現れた。その時は素直に嬉しかった。だが、アイツは昨夜の雷蔵という仮の姿ではなくて、慣れている三郎の姿で来た。そういう約束だったしな?そんな三郎ときたら、雷蔵の時の優しさは嘘のように意地悪で、俺ってばタジタジ…照れさせられてばっかり。でも、その中にもやっぱり優しさが垣間見れて…俺の胸がキュッと可愛い音を立てるもんだから…あぁ、俺はコイツのこともっと知りたいんだなって思った。逢って二日、恋に落ちた。俺チョロ過ぎ。
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