《季節外れの桜》 五月二十日 今日、俺は御使い。三郎は散歩。のんびりした休暇。 御使い中に三郎から、綺麗な桜の写真が届いた。散歩中に見付けたらしい。とても、とても綺麗だった。快晴の空の元、明るく満開で咲き誇っていた桃色。「このような桜を、肩並べて見られる日が来ますように」ってそれを見ながらお互い秘かに願った。 少なくとも来年の春まで、こんな俺ですが一緒に居てください。これからも大好きです。