助手 2018-05-23 21:25:11 |
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…伝える数字を間違えた、とかじゃないだろうな。
(推理をしながら彼はいつも独り言を言う、あまりに頭の回転が早く脳の中だけでは収まりきらないからではないかとジョンは常々思っていたが、今はそれが安心材料になっていた。彼から告げられたコードを緑の文字盤に打ち込もうとしたところで“謝らなければならないこと”と聞き、手を止めた。数字が間違っていたなんて言われよう物なら、彼を咎める間もなく自分は爆発に巻き込まれておさらばだ。釘をさすようにそう尋ねながら、相手の言葉を待った。)
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