匿名さん 2018-05-23 20:56:30 |
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希、沢山沢山待たせてしまってごめんなさい。…今日はね、希にお別れを言いに来たの。これから先は読まなくても大丈夫。ただの私の言い訳みたいなものだから……勿論、返事もしなくていいわ。私は意気地無しだからきっと読みに来れないもの。( 唇噛み締め顔ごと視線を下へ )
…私は最初から最後まで貴女に甘えてばかりだったわね。何度も何度も姿を消して、その度に希に心配かけて。……本当、自分でも嫌になっちゃうくらい。──でもこれだけは言わせて。何度も返事が遅れてしまったのも、今回こうして別れを告げに来たのも全て悪いのは私。希は何も悪くないの。スランプに陥ったのは本当でね、実は何度も書いては消してを繰り返してた。びっくりしちゃうわよね、何も思いつかないの。改めて自分の力量の無さを実感しちゃったわ。それでも初めは返す気でいたけど段々と冬に近付くにつれて希は私の事なんて忘れちゃったかしら、なんて考えてしまって……。…そうだったらいいのに、ってこんな酷い事まで思うようになっちゃった。──本当に最低よね。けれどこれだけは信じて。希のこと、本当に大好きだったのよ。それは今だってもちろん。だからこそ、決意したのに許されるなら初めからやり直したい、なんて狡いことを考えてしまうのかしら。……でも私は遅かれ早かれ同じことを繰り返してしまう。そんな私に優しい希を付き合わせたくない。──だから、本当にごめんなさい。
誰より優しくて、誰よりも素敵な希。きっと貴女なら私よりもずっと良い人を見つけられるわ。だからこそ、こんな私が最後に貴女のために出来ること──…それは手を離してあげること。こんな終わりになっちゃってごめんね。ずっとずっと大好きよ。……だから、幸せになってね。
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