受付 2018-05-18 19:58:36 |
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>ベルメリオ
!?…あ、わ、悪い…っ
(勢いよく前のめりに倒れていくとその先に相手が居る事実を一時忘れ、迫る衝撃に備えて反射的に目を固く閉じ。しかし体に感じたのは痛みでは無く柔らかく抱き止められる感触。恐る恐る目を開けてみれば直ぐ近くに相手の顔があり、ぎょっとして瞠目すると一瞬の硬直の後慌てて離れ。様々な意味合いを持って鼓動が速まるのを感じながら、目の前に相手が居り言葉を交わしているという現状に頭はパンク寸前で。おろおろと情けなく視線を泳がせながら再び半透明の体になると、半身を本棚の中へ沈めながら一先ず相手の安否を問い)
…け、怪我、とか、無かったか…?
>椛澤
……あぁ、月を見てた。
(相手からの返答に一先ず安堵したのも束の間、“話したかった”等とあまりにも耳を疑う発言に言葉を失い。全く想像していなかった事態に分かりやすく狼狽えて忙しなく視線を泳がせていたが、優しい声色での問い掛けに促されるように口を開くとそっと肯定の言葉を紡ぎ。ただ結果的には月よりも人の姿へと変わった本達に惹かれ、僥倖と言うべきか不運と言うべきか、こうして相手を目の前にしている現状があり。気を抜くとその事実から意識が乖離してしまいそうになる中、心境を短くぽつりと呟いて)
…けど、本の方が綺麗だ、
>村社
…そうだな。前髪ねぇと間抜け面がよく見える。
(額を見詰めてもそこに何か特別な物が隠されている風でも無く、勝手に落胆したところで相手の言葉が耳に入ればそういうことか、と納得して小さく頷き。目の前で呆然としている相手を他所に実体を消しつつ離れると、着物の袖で口元を隠しながらクスクスと笑って揶揄い。しかし自分が前髪を退けて顔を晒すかどうかは全くの別問題。ゆらりと揺蕩うように大きく首を傾げると、さらりと流れた前髪の隙間から普段よりも露出した目元を細めて)
けど、俺の表情なんか見たって仕方ねぇ。無駄な興味は持たねぇ方が良いぞ。
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