坊っちゃま 2018-05-12 23:43:08 |
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....っわ!___って、何だ。ヘンリエッタじゃないか..って、わ、分かったよ。ありがとう、いつもすまない。気付けなくて、
( 読書のペースが速い為、先程読み始めたにも関わらず既に中盤まで読み終えてしまっている。この調子だと、再び書斎に行かなくちゃいけないな、と残りのページ数確認をした瞬間。漸く気が抜けた直後に後ろから首へと腕を回して抱きしめて来た感触にびく、と肩が跳ねる。冷たくも、何処か暖かい。人間ではないのだと触れて漸く判断がつくその白い腕。まるで僕の腕と同じだ。人間になりきれない人間。腕の中で顔だけ後ろを向いて謝罪を兼ねて苦笑いを浮かべると本を閉じて食器が置けるスペースを作るためにテーブルの上の物を片付けて端に寄せた。
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