匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
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>灰谷ちゃん
アリシア「たった1つだけなんて、キミは謙虚だねぇ…この年頃の子ならもっと沢山の叶えたい夢があるだろうに、自分より他人を優先するなんて…んー、よし!お姉さんから特別サービスッ!」
(今までもこれからも。大切な宝物を守る為の力が欲しいと告げるその表情は真剣そのもので、とても少女のものとは思えない程の強い覚悟が肌に伝わって驚いたのか、ふるふると少しだけ体を震わせながらも、その願いが心の底から願っているものだと分かれば嬉しさからか喜び一色の表情を見せ。こんな謙虚で優しい子の頼みなら、寧ろ無茶な願いの1つや2つは叶えてあげたくなってしまう。トッと軽く地面を蹴って灰谷に近寄っては腹の辺りに手をかざしながら)
「まず、キミの体に付いている鎖を外して…次に人のキミと狼のキミを反発して負荷が掛からない様に構成し直して…ついでに能力の強化もしちゃおっかな」
(かざした手に力を込めると眩い光が辺りを包み込み始める。今回魔法に込める効果は3つ、時間帯に関係無く狼になれるようにする効果、本来混ざらない人と狼の精神を1つにして身体にかかる負荷を無くし、相対的に今よりも寿命を伸ばす効果…そして、身体能力の向上など狼になる能力の大幅な強化。あくまで自分は効果を付与するだけで、この効果が全部灰谷の体に定着するかは分からないから、後は灰谷次第だが…なんとなく体の中に変化が起こるような感覚が分かるかもしれない)
「これでオッケーかな?あまり体を弄るのも効果を強くし過ぎるのもダメだし、できる範囲の事はしたつもりだけど…んー、ダメだったらごめんね~?メイの大幅な性能強化と仮の依代も用意したよ、お代は結構だぜ?なんてね。最後に1つ、キミは魔法を使いたいと思うかい?」
(ほいっ、と手を離してから、慣れない事だから失敗してたらごめんよ~?と手を合わせて謝った後、メイの方を指差しながらテーブルに近づく。テーブルの中央で今まで以上に煌々と輝くメイの側に小さい中性的な人形を1つ置くと、金は取らないから大丈夫だよと冗談っぽくにひ、と笑いながら再びテーブルから離れ、最後にジッと目を見つめながら真剣な表情で魔法に関する質問を投げかけて)
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