>スティーブ …『 ただの客 』ねぇ。面白そうな事件は、君が解決してしまったからね。 ( カフェモカを持ってきた彼に少し目を向けると、今まで自分が読んでいた本を閉じる。彼の期待を感じつつも自身が今持っている知識の中に彼を楽しませられるようなものはなく。そんな風に考えながら前に置かれたカップを手に取り皮肉っぽく微笑みながら呟いた。 )