主 2018-05-02 22:18:25 |
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story_
_ある夏。俺は、小学2年で兄が中2だった。年が離れていても関係なく過ごせるぐらいには仲が良かった。そんなある日、両親が仕事をしていた為、家で俺は兄と留守番をしていた。兄とは、最近忙しく一緒に居れるのは新鮮な為、うきうきした気分であった。そんな中、突然家の中から人が入ってくる音がした。俺は、両親が帰ってきたと思い勢い良く玄関の前まで行った。だが、そこに立っていた人は、顔にマスクをしてよく見えなかったが、確実に言えるのは知った人でもなく怪しい男の人だった。俺は、逃げようと思うも、恐怖で足が震え動けなかった。そんな隙に、怪しい男はナイフを持ち俺の肩を刺した。幼かった俺は、泣きわめくことしかできなかった。そして、それを聞いた兄が駆け寄ると同時に兄はその男に胸を刺され亡くなった。俺は、その絵面を見届けたまま、肩の痛みに耐えられなくて気を失った。
_数年後。
俺は、高校2年生になった。あの事件から犯人も見つからず、後悔と絶望の日々を送った。だが、そんな日に新任の先生がいた。とても、優しそうな先生でなんでも話を聞いてくれる、そんな先生だった。
__あることを知るまでは。
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