【3L】 炭酸水 に 溶ける夢 o｡O [ｱｲｽﾊﾞｰｽ/特殊設定注意/ｽﾄｰﾘｰ重視/ﾛｽﾄ有り/背後相性重視]

>52 芦屋 園


構いませんよ。
(お茶の淹れ方を答えた後、少しだけ慌てているかのような様子の相手に"待っていて"と言われれば、一度は大人しく引き下がろうとしたものの、その雰囲気からしてやはりちょっと気になる。キャンバスの森に戻りかけた足をとめ、踵を返してこっそり遠巻きに背中を見ていれば、何だか苦戦しているようだ。カチ、カチ、と空振りするコンロの音が自分の耳にも届く。電池切れだろうか？ いや、違うな。捻り方が優しすぎるんだ。困っていそうな空気を感じ取り、声をかけようか、迷いが生じたその瞬間、相手がこちらを振り向いた。多分、本当に困っていたのだろう。相変わらず優しそうな笑顔だが、今は僅かに引け目と照れも感じられる。ーーさっきまでそんなこと全く考えていなかったのに、ドキリと心臓が鳴った気がして。何だよ、この人、可愛いな。……思わず、笑ってしまいそうになったが、このタイミングでそれはないだろう。バカにしていると勘違いされてしまうかもしれないし、無礼なことだ。何とか、突発的に沸き上がってしまった感情を押し殺せば、あくまで落ち着いた声音を作り、上記の通りの言葉を返して。だが、瞳こそ平常のままだが、多少、緩んでしまった頬は本人にも無意識であり、どうしようもない)

コンロの調子が悪いのかな？
(相手の代わりにコンロの前に立つと、本当はそうじゃないだろうと目星がついているが、心にもない予測を口にして、わざと自分もスイッチを緩くひねる。当然、火は点かない。手元をまじまじと見つめ「おかしいですね。電池切れかな」と繋いだ後に、次は勢いをつけて捻ってみる。シュボッと音がし、火が点いた。まぁ、やっぱりな、というところであるが自分をもてなしてくれようとしていた相手に恥をかかせたくはない。「ああ、これ、ちょっと強く…勢いをつけて捻らないと駄目みたいですね」と今、分かったかのように言うと、相手に視線を戻し、明るい笑顔で)

僕、お茶淹れるの上手いんですよ？ 厚かましい願いかもしれませんが、良かったら、このままキッチンを貸して貰えませんか？ ……それから、つまらないものですが、持ってきた紙袋の中に手土産を入れてきたので、良かったら召し上がってください。



(/芦屋さん、可愛いですね笑 晴斗は世話焼きなので、生活力のないロール、ばっちこいです笑 むしろ、返しやすくて有り難いですよ。展開のアイディアも素敵ですねぇ。また、生活面では晴斗の方が力量があるかもしれませんが、精神面や社会性では絶対に芦屋さんの方が優位だと思うので、今後、どこかで機会があれば、そういう晴斗の弱さも出していきたいと思っています！ 当然、過度に返しにくそうなロールはしないつもりですが、彼が弱さを出した時はそれとなく、フォローして貰えると嬉しいです。

あと、展開のアイディアを拝見して思ったこと……芦屋さんの食事情を心配して、会う頻度が安定した後に、ある日、芦屋さんの方から「今日は仕事の打ち合わせで外食」とか言われて断られたり、不意に立ち寄ったた時に仲の良いアーティストや画商と宅飲みしている様子を見せつけられたりしたら、確実に焼きもちも妬かせられますね。←　妄想を失礼。ちょっと思いついてしまっただけなので、スルー上等です↓)