Dream 2018-04-22 17:28:49 |
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( 件のトートバッグを目にした瞬間、彼女は納得の表情を浮かべた。恐縮したような言葉を聞くと、即座に微笑み手で謝罪を制してやる。少女の話し方は歌っているようであった。流暢ではあるが母国語ではないからだろう、身に染みているのではない──必死に学んだのであろう言語をゆっくりと穏やかに操っている。彼女の声は、嘘偽りなく優しかった。自分がこのような話し方をする日は未来永劫来ないだろう。彼女が特別優しい人間なのかどうかは知らないが、少なくとも自分は心から優しい声など出そうとしたことがないので、そう思った。上っ面とは違う、気遣いでも遠慮でもなく、相手に寄り添おうとしているような優しさ。己と最も遠いところにあるような感情。
律儀な礼に「ああ」と短く答えて、席を立つ。これが彼女との初対面であった。 )
現時点で特にしたいことがないようであればこれで一度締めさせていただいて、次は今月のクディッチ杯辺りにでも飛ばしてまた新しく絡み文を書こうと思っているのですが、どうでしょうか?
また以前も申し上げましたがホグワーツには魅力的な行事が多いので、今後も重要なシーン以外はイベントごとにさくっと触れていってという進行がマンネリを防ぐためにも良いのかなと考えております。ご意見・ご要望などあればお教えいただけると幸いです……!
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