半堕刀剣 2018-04-15 23:28:01 |
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…っ、( 相手の腕の中でふるふると震えながら二人の冷戦を不安げに見つめ。暫く睨み合っていたかと思えば、折れたのは審神者の方で舌打ち混じりに“ 欲しけりゃくれてやるよ。そんな不良品。 ” と )
う…。…なあ、切国、きりくに。( つんつん )
…はあ、やはり敵わないな、あんたには。あんたの事、好き過ぎて困る…。( ぎゅう、充電 )
――っ!…、すまん…。こんな筈では…。( 相手の拒絶の叫びにはっと我に返れば押さえ付ける力を緩め弱々しく謝り。大切なものを自ら傷付けようとしたショックに、酷く落ち込んだ様子でその場を離れようと )
切国、( 相手の頬を濡らす涙の露。それ程までに自身のことで思い悩み、苦しませていたかと思うと心が痛み、切ない面持ちで彼の名を呼び。優しく頭を撫でようか、否、涙の雫を拭い取ってやろうか。頭では彼を慰める術を色々と考えていながら、気付く頃には身体が勝手に動いており、ゆっくりと顔を近付けたなら唇をそっと重ね合わせていて。優しく触れ合わせるだけの口付け、桜の舞う一室に束の間の静寂が降りて )
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