半堕刀剣 2018-04-15 23:28:01 |
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( 己の刀を上から押さえつけ、締め上げていた最中突然の物音にびくりと肩を揺らし。男はゆっくり其方へ振り返ると負けず劣らず冷たい目で侵入者を睨み据え、相手の手の中に収まる本体に一瞥を遣り“ ――…やはりテメェだったか。へェ、ソイツで俺を斬ろうっての? ” )――げほっ、がはッ…!きり、く、……( 喉を傷めたか上手く言葉を紡げず潤む瞳で助けを乞うて )
……めっ…、めっほうもごさひまへん……。( ふるふると首を左右に振り、がくぶる )
俺が…優しい…?俺は優しくなんかない。あんたは誤解している。…俺が優しくするのは、あんたに……、( 好きだと言う言葉に顔を赤らめ、尻すぼみにごにょ )
――このまま生殺しにする気か。俺をこんな風にさせたのは、お前だ。切国。( はあ、はあと苦しそうに息乱しつつも欲望には抗えず彼の鎖骨へ舌を這わせ行為を続行 )
( 床へ這わせた視線の先にひらりと舞う綺麗な花弁。それをそっと拾い上げたなら愛おしそうな優しい眼差しで花弁を見詰め、徐に長い睫毛を伏せてはその花弁へと口付けてみせ。嫋やかに、そしてゆっくりと唇を離せば、先程から動揺しっぱなしで譫言を紡ぐ彼に思わずふ、と笑み零し )…この想い、許されないことは分かっている。でも、俺はあんたと一緒になりたい。まだ、お前が俺を必要としてくれるなら…!( 恥を忍び、純粋で真っ直ぐな気持ちを相手へとぶつけ。その表情は彼に劣らず情けない赤面だとしても、修行で得た自信と覚悟は揺るぎなく己を勢いづかせ )
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