…その言葉、信じても良いのか。 俺は案外独占欲というものが強いらしい。だから、それであんたに嫌われるくらいなら…此処を離れようと思った。俺がいなくても、お前は愛される刀だ。幸せにしてくれる者は他にも居るだろう。 俺は、別れを告げようと思って此処に来たんだ。でも、駄目だな。生半可な覚悟では。 いざお前と顔を合わせたら、とてもそんな気にならない。もっと話を、紡ぎたいと思う。