案内人 2018-04-10 23:55:42 |
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ふむ、半分正解で半分は不正解といったところか。時を刻むには記憶が必要だ、では記憶を刻むには?まあつまりはそうゆう事だ。だからこうしてお茶会をひらいてリストに目を通すのだよ、全てを忘れてしまわないようにね。
( 謎は全て解き明かさずにほんの少しのヒントを与える帽子屋、しかし抜け落ちた言葉を理解するにはそう簡単なものではないようだ。それでも言葉を続ける先程とは違いトゲはないが、アリスにとゆうよりは自身にそう言い聞かせるように。暫く話をしているのだから時間はそれなりに経っているはず、しかし帽子屋の周り少なくともアリスを含めたこの家全体に時間の変化はないようだ。その証拠に家から先の風景は日が傾き夕暮れ時になっている。街灯もない草原は昼の顔とは別の夜の不気味な顔を覗かせはじめていたが、その変化はもちろん帽子屋には伝わらない彼にとってはいつでも同じ時間帯なのだから。)
__ああそうだ、アップルパイだったな。いやあ、すっかり忘れてしまったよ。
( アリスが立ち上がるころ家の小さな窓からコゲ臭い煙がもくもくと、申し訳ないとばかりに帽子を搔いて家の中へと消えていった。三日月ウサギは膨らんだお腹をさすりながら宙を眺めていて、眠りネズミはケーキをベッド代わりにして眠っている。)
▼リストをぬすむ
▼眠りネズミを捕まえる
▼家の中に隠れる
▼その場から逃げる
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