よいしょ...っと(このまま部屋に踏み込む者はいないのかもしれない、並べた椅子に腰を下ろすと、勉学道具を広げる。 四年、背後がゴタゴタしていた。自分が引き金を引いたトラウマも滲んで薄くなり、やっと勉学が頭につくようになってきた。 一生を決める試験は散々だった、でももうメモ帳もいらないかもしれないなぁと笑みを浮かべると、は、いかん、背後の話はやめようと目の前のドリルを進め)