萩野 博臣 2018-03-30 22:53:40 |
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……、…そ、うだよ。
(流石にここまで喋ったら気付かれるかと眉を寄せ、もう一つ深く息を吐き出して…いれば、引き寄せられて近寄る顔。睨んでいるように見えただろうし、実際睨んでいた。
なんだよそれ、バカかよ、って、勝手な感想ばかりがどんどん浮かんできていたからだった。耳をくすぐる囁きに、ぎり、と奥歯を噛み締めて)
…なにが。何がどう"俺ならいい"んだよ。んなベタベタ触ってっと、喰うぞ。……なんて、アンタには言いたくねーの、アンタには。
(そこまで言ってやっとフードを取り、苦味の混じった笑顔を見せて)
つーか萩野サンさ、いい人すぎってか無防備ってか…フツーに心配になんの。で、家アレだっけ。とにかく頼まれてやっから、行こうぜほら。
(最初の駅前とおんなじように、背中をとんと押して歩き出そうと。向きはテキトーだ。違うマンションの方を向いていたかもしれない)
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