舞台は英国。 吸血鬼や妖精、精霊は空想でしか存在しないと思われている世の中。しかし、そこには人が知らないだけで妖精も吸血鬼も、存在していた。 森の奥に大き過ぎない位の屋敷が建っている。 所々の壁には蔦が這っているが、未だ綺麗な屋敷。 人間には見付ける事の出来ない術を掛けられていたのにも関わらず、見付けた男が一人居た。 玄関横にある薔薇へ花へ水をあげていた少女と目が合う────。 『....あなた、誰─?』 それが二人の出会い─。