提督 2018-03-25 23:04:53 ID:84557fab7 |
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確かに彼女は不安定かつ無知故の危うさは少なからずありますが…お嬢様がそれほどまでに憂う必要があるとは私は思いませんよ、話してみれば存外色々と彼女なりの考えがあることがわかりますし少なくとも理性を無くして破壊衝動に任せて…などということばかりではないと私は見ているのですがね。….今すぐは難しくても彼女に必要なのは経験と交流を増やすことなのではないかと、いいのか悪いのかこの館に入り込むネズミとの交流するようになってからは以前は見せない表情も見られるようになりましたしね(名前を呼ばずとも相手が誰のことを頭に思い浮かべているのかはすぐにわかって、実の妹との関係性について相手なりに悩んでいることを理解しつつも側から見る限りではそれほど悲観する状況ではないのではないかと、ともすれば楽観的ともとれる意見を述べて)
お褒めに預かり光栄です。確かに私はお嬢様を畏敬し忠誠を誓ってはいますがそれは何度も言いますがお嬢様がそれに値するだけの魅力を持ち私を喜ばせてくれる存在であるからなのです、敢えて言うなればお嬢様に執事として仕えるのは私にとっての娯楽の一つであり、ある種今の関係は割り切った関係であるとも言えますね……などと当人の前で言ってしまうのは我ながらどうかとは思いますが、私の選んだ主であるお嬢様であればそれを度し難いこととして怒り、容赦なく破壊するなどとそんな退屈な反応は見せないでしょう?(相手の思い通りのイエスマンに成り下がらないのは自分なりに相手に仕えることに信念があるからであり、ある意味では相手を主として尊敬するのと同時に対等の契約関係として見ているのだと平然と言ってのけ肩を竦めてみせて)
承知しました、お嬢様の仰せのままに……彼女にも相談してみるとしましょう、まあ私からの話しに彼女が素直に頷くとも思えませんがね(実に相手らしい言い回しにこちらも従者らしく殊勝な態度で頭を深々下げてから苦笑混じりにそう口にして)スカーレットだから赤いお召し物というのは安直ですし、お嬢様の夜色の髪にはこの色合いが合うと思ったのですよ。あくまで私の美的センスにしか過ぎませんが…(ニヤけ顔の相手の問いかけに対して淡々とそう答えては早速着付けを手伝い始めて)
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