執務室でのんびりゆったり

意外に簡単な依頼だったな、後は町に戻って報告か…
(プレイヤーの行動によってリアルタイムで様々なイベントが起きたり行動の自由度とリアリティがウリの人気オンラインゲームの世界、初級レベルの魔物を街近くの森にて討伐という依頼内容の緩さに対して妙に実入りのいい報酬の依頼を街で引き受け、すんなりと目的を達成して依頼達成報告のため足取り軽く街へと帰ろうとするとここへ来る前より妙に森の中が静かに感じられて、そしてそんな静寂を破るようにズシっと重い音が響き木々の間からこれまでに見たことのないような翼の無い4本脚の大きなドラゴンが地面を踏みしめこちらへと歩いてきて「な、なんだこいつ…明らかにここに出現するような魔物じゃないだろ…」こちらを獲物として認識している様子のドラゴンはゲームを始めたばかりの自分でも今の装備やスキルなどで太刀打ち出来るようなものではないということだけは理解できて『ゲームオーバー』の文字列が脳裏をよぎって無駄とわかりつつもどうにか逃げだせないものかと後退りをしてはみるがドラゴンの雄叫びの圧倒的迫力に身が竦んでしまい、万事休すといった状況で)

(/というわけで少し長くなったけど初回ってことでそこは目を瞑って貰えると助かるな。一応こんな事態に陥った原因は不幸な不具合ということにしようと思ってる、本来ならプレイヤー側の力量を見極めて依頼されるはずの上級者向けの依頼がバグで受けられてしまったという具合にね。ともかくどんな形でもいいから颯爽と助けに現れて欲しいな、そして白金さんの使えるスキルとか戦闘スタイルなんかは自由に捏造してくれて構わない、都合上相当やり込んでいるという設定になるから腕前含めて半ばチートレベルでも許されるだろうし)