執務室でのんびりゆったり

まあ、なんといってもあの紗夜と恋人同士だからな、こうして付き合えてること自体がまだ現実味がないんだよな正直。だから多少念入りになるのも致し方ないってことさ(これまでだったら考えられなかった相手との今の関係はまだ夢の中の出来事のように思えているようで、確認し過ぎなぐらいでちょうどいいと腕を組み頷き)

魅力ならあるだろ、見た目だけでもいかにも美少女って感じだし、冷たかったりキツイ言葉遣いや態度だって別に誰かを貶めたりする為のものじゃなくて目標へ一途だからこその不器用さだって分かるとむしろ可愛い。いつもクールなのにこんな風に俺の言葉一つで一喜一憂して照れながらも嬉しそうなところなんて本当に愛らしいと思うぞ(相手の魅力を挙げて、後は言葉よりも態度でと相手の隣へと移動して腰を下ろし、肩を抱いて身を寄せて)

特にメンバーに見つかったら後が大変そうだな、次点で日菜ちゃん辺りか。まあ、そうそうそんな偶然は起こらないだろうしむしろ堂々としている方が気づかれにくいかもしれないぞ(落ち着かない様子の相手に対して呑気に他人事のようにそんなことを言い)という訳で…さて、それじゃ帰るか。幸いまだ雨は止まなそうだ(そう言ってトレイを手に席を立ち)