ムカデ 2018-03-12 10:42:14 |
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(足飾りの鈴が己の動きと一拍遅れてその音を響かせる。それはとっても軽やかで自らの心情とは全く正反対。それもそうだ、黒い巫女服が赤黒く汚れ絶え間なく鋭い痛みがこの身を蝕んでいるのだから。これで晴れやかな気分なのなら、私は狂人か何かだろう。追手である妖怪の気配を感じ取る、どうやら血を追っているらしく気配を殺す意味はなかったよう。小さな舌打ちが溢れる、あぁなんでこんなヘマを踏んでしまった。まさか、討伐の依頼自体が罠だなんて。前なら確認していたのに、平和**もいいところだ。悔やんでいる暇はない、目には目を歯に歯を。腰まで伸びた髪を躊躇なく切り裂けば、呪詛を口ずさみながら舞を舞う。血が滴る、それでいい。神楽舞ならともかく、これは呪い。私を害するものに贈る贈り物。彼らに見つかる前に、完成すれば万々歳。なんて、甘い幻想は胸を貫く鉄の塊が打ち砕いた。「……は、ハハッ」乾いた笑い、それとともにこみ上げる熱い何か。だけど、一歩足りず。私の方が一枚上手だ。呪いはこの身を代償に完成したのだから)
オジサン、不在だから一足先に私から挨拶。(ぺこり)不在の理由?死にかけだからじゃないかな。(当たり前のように言い放ち)上のに関しては、絡み不要とのことだから。それだけ、あ?あー、はいはい。見てる人いないだろうけどって付け加えておく。じゃ(ヒラリと落ちた何かを気にすることなく立ち去り)(紙の内容:黒巫女。呪術に長け、妖怪を祓うまたは消滅させる役割を担う。そのため、疎まれ敵視されがち。何かを代償に呪いを作り、かけることが可能。物はなんでもいいが、人の身に近いほど力は強くなる。)
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