赤の女王 2018-03-10 15:26:43 |
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(フルーツジュースが選ばれれば自身も同じものを選びグラスに注ぐ、彼女が一口飲んだところで「これ、さっきメリーの所で買って来たんだ。星の欠片なんだって」小瓶に詰められたサラサラとした粉状の物をグラスに一振り、途端に雲一つない日の綺麗な星空のようにきらきらと輝きを放つドリンクは今日と言う日にピッタリで。自分のグラスにも同様と振りかければ固まらないようにグラスをゆらゆらと数度回すように揺らし、其処で向けられた問い掛けには小さな疑問符を浮かべ。「此処は、アリスの為に用意したんだから他の誰かなんて連れてくる気無かったよ。ただのお茶会より素敵でしょ」彼女と約束をしていたお茶会の代わり、それは相手が彼女じゃ無ければ成り立たない。グラスを持てば彼女へ向けて「乾杯、」口角を吊り上げるお得意の笑みを浮かべ。グラスの淵に唇を添えれば一口分を喉に流し、「それに、折角のお祭りも花火もアリスが他の誰かと一緒に行くのは嫌だったから、邪魔したくなった」本音で間違いないその気持ちをゆるりと眼を細めてから伝えれば「こんな可愛い姿、皆に自慢したいけど見せたくないし。男心も複雑なんだよ」浮かべる笑みは次第ににいと強まって、「__この髪型、いつもより確り顔が見えるから凄い好き」瞳を瞑ってしまう程きゅうと表情を緩めれば戯れるように揺れる毛先を指先でつい、と一束分掬って)
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