赤の女王 2018-03-04 13:31:36 |
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がお、――満月だったら食べちゃうぞう(耳に触れられれば数回程大きな口を開くことでぱくぱくと動かし、煽るような驚かしを行って。それから頭を戻すように持ち上げて、丸めた背を正しては彼女の優しさに甘えながら邸内へと足を進ませて。のろのろ、と遅い歩みで案内するのは階段を上った二階の中でも一番奥にある部屋で。決して大きすぎない大きさの部屋が待つ扉は落ち着いたこげ茶色の木で作られた物、その扉を開き「どうぞ、__後でちゃんと二人に渡しとくねぇ」行儀悪くも扉を足で支えて開きながら、他の二人にまで用意されていたプレゼントの受け渡しの約束を行って。「もう他の場所には行ってみた?、僕は朝からずうっと此処で準備をしていたから、ほかの所を何も見れてないんだ」困ったような雰囲気を浮かべた微笑みを表情に浮かべ、興味は有れど手が追い付かないと言った所のそんな返事を向け「もしこれから行くなら、また話を聞かせて欲しいなあ」わくわく、と自由に出歩ける彼だからこそのお願いを続けて)
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