▼ は つ こ い ち ょ こ れ ゐ と ▽

ふっ、灼熱の地獄からの使者が現世まで来ているようだな。

（いつものように朝の支度をして、行ってきます、と家族に礼儀正しく挨拶をすると玄関の扉を開けて。普通の女の子だったのに外に出た途端に一気に中二病全開になって。しかし、まだ常識は自分の中に残っているため大声ではなく小さく呟くようにそう言って。自分の左目にまだ慣れない眼帯をつけると、誰も周りにいないことを確認し早足にバス停へ向かって。バス停に近づくと見覚えのある人が見えて。しかし、鈴里は人と関わることが苦手なタイプなため、深呼吸をして息を整え心の準備をすると水野のもとへおずおずと歩き始めて。）

（/遅くなりましたが少し落ち着いてきたので、やって参りました！よろしくお願いいたします。）