【3L】 怪誕不経のジギタリス 【秘匿形式】

>>138 鈴鳴 蛍様

えぇ、蛍ッ！
(いよいよ、まずいことになったなと思っていた矢先に、予想外に相手が取った行動に瞳を丸くして。呆気に取られているうちに、相手に手も取られて、最早ここで下手に立ち止まるわけにもいかず、誘導されるままに一緒に走り出し。どこに逃げるつもりなのかと疑問に思ったが、取りあえず、若者たちは複数人だったので、狭くて周りに人がいなさそうな場所は危険だろう。となると、外かなと思いかけた時に『どうなさいましたか？』と異常を察した様子の店員に声をかけられて。ああ、そうだ、今のは恐喝、然るべきところに突き出すのが最良と一人、納得しては「蛍、止まって」と相手に言ったうえで手をほどき、店員に事情を説明し。対処を任せると、何故かお詫びを述べて、引き続き楽しんで行ってほしいという店員に愛想の良い言葉を返し、背中を見送れば、ほっとしたような笑顔で)

ああ、びっくりした。蛍って勇敢なんだね。…興も醒めたしファミレスにでも行こうか？


(/承知しました。こちらこそ、それまでには締めたいと思います…！)