館長 2018-02-10 17:17:06 |
通報 |
>バシレウス
うぉっ!?…びっ、くりしたー…。
(超深海層に棲う生物の中でも毎度噂の種になり、専ら様々な意味で注目を集めているダイオウイカ。気性の荒さ、若しくは禍々しい容姿故か、この階層にまで降りてきて世話を申し出る飼育員は殆ど居らず。となれば嬉々として己が立候補するのは言うまでも無く、満を持して超深海層の深人類達の様子を見回りに来たところ。警戒心を全く無くしていたわけではないにしても、突然目の前に触手の如き脚が伸びてくると同時に腹の底から響くような深い声が聞こえて来れば、思わず驚嘆の声を上げて目を見開き。ぞくぞくと背筋に這い上がってくるのは恐怖さえスパイスにした興奮ばかりで、暗闇の中へ引き寄せられるように底へと沈んで行き。接触ができるならば脚を失うくらいは安いもの、本来ならば一生の内にお目に掛かる機会さえ大半の人間には与えられない。自己犠牲とは掛け離れた愚かさがそんな思考を植え付け、その姿を目の当たりにしても益々心が浮き立つ最中、巨大な双頭のどちらに声を掛けるべきかと迷い視線を彷徨わせながら言葉を発し)
あー、うん…ちょっと喰われてみてぇ、けど、また館長にドヤされそうだから勘弁してくんない?っていうか、あんまり飼育員脅かすなよ。もう誰も会いに来たがってないぜ。
わーぉ、唆るねえ。そのまま粉々にしてくれても良かったけど、情報源として王様のお役に立てるなら責務を全うさせて頂きますとも。にしても興奮すんなあ。深海魚の醍醐味と魅力が詰まってるよ。こっちこそよろしく。仲良くしようぜ、王様。
>エトラ
ぼちぼちって…ん、あぁ、あったよ。髪っていうか、君達相手なら何処でも触りたいし、触られるのも好きだぜ。
(無邪気で愛らしい仕草に緩みもしない頬に笑みが浮かぶような心持ちで居たのも束の間、何とも不明瞭な物言いでの返答があれば、それは元気である証拠と素直に受け取って良いものかと思案し、体調の悪さを誤魔化している可能性を訝るように首を捻り。しかし髪に触れている事を茶化されるとパッと手を放しながら小さく首肯して、此方の行動を真似るように触れられると擽ったそうに肩を竦めて付け足し)
トピック検索 |