常連さん 2018-01-31 07:49:40 |
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(緊迫した空気の中、指一本動かしてはいけない様な緊張感に思わず身体を強ばらせて。怪我の手当の為に訪れた保健室は何処か殺伐とした雰囲気が漂っている様に思える。入学してからというもの会話らしい会話もした事が無く、何故強く拒絶する様な言葉を述べられているのか。自分にはとんと検討もつかなかった。
「 ___ッ粟田口、君。ごめんね、ちょっとだけ待ってて。怪我の手当したら直ぐ出るから…ッ! 」
じくり、と痛む指先にハッとし、相手から目を逸らすと慌てて棚の方へと。先程紙で切った部分はぷっくりと血が滲み、独特の波打つ様な痛みを訴える。矢継ぎ早に断りを入れ、慣れた手付きで引き出しを引く。こんな時に限って保健医は居ないのだから、多少の勝手は許されるだろう。
__早く、早く此処から出なければ。そんな焦燥感に駆られながら一通りの道具を持ち出すと、相手に背を向ける様に丸椅子に腰掛けて。)
(/ 主得募集の文字が抜けており、大変申し訳ありません。上記は此方のロルテとなりますので、もし宜しければ御一読願います。募集上げ。)
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