あるじ 2018-01-27 15:16:38 |
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>黒丸先輩
( ふと前を見れば辺りをひらひらと舞う白い何か─恐らく紙だろう─が自分達を包んでいた。どうやらぶつかった相手の持っていた物がうっかり飛び散ってしまったようだ。慌てて拾おうと紙に手を伸ばすも、相手から聞こえたのは思わぬ言葉。思わず相手の顔を見ると、其処にいたのは学校内でそこそこ有名になってしまっている先輩で。そして落ちた紙は恐らく彼女への課題か何か。何となく言葉の意味を理解した所に降ってきた言葉は自身を気遣う言葉。彼女に向かい直し、
「俺は全く大丈夫ですよ、先輩に怪我が無いんやったら良かったですけど…。これ、拾わなくちゃですね。」
と辺りに散らかる紙を拾い集め相手に躊躇いがちに差し出し。 )
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