あるじ 2018-01-27 15:16:38 |
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( >>48 ) 金糸雀
(今し方終えた本日最後の授業担当である教師に用具の片付けを手伝って欲しいと頼まれ、大した重みの無い荷物を校舎から少し離れた倉庫へと仕舞い終わり。敷地内の建物を説明する地図にもぽつんとおまけ程度に書かれる其処は基本的に生徒は足を踏み入れない場所。大して重要性の無い其処を出る時に降り出した雨は次第に強さを増し、あっという間に本降りと化して。頭の割に脚が早くて良かった。なんて思いつつ借りたタオルでわしゃわしゃと髪を掻く様にして水気を拭っていれば、課題を入れた鞄をそのまま入口に置いて来た事を思い出して踵を返し。
昇降口同様、寮の入口は何段も重なる下駄箱が設置してあり、奥には売店が見える。其処に放置された鞄を手に取り、幾許か付着した泥を指で擦り落とそうとしていた時。ぱしゃぱしゃと駆けてくる様な水音にぱっと顔を上げ。同時に駆け込んで来た女性の姿を見遣れば、雨で大分濡れたのだろう。しっとりと髪が湿り気を帯び、白衣や緋袴が雨によって変色していて。幾度か廊下で擦れ違う事があった、四年次の───「 大丈夫、じゃなさそうだな…。 」ぽつり、そう紡ぐと心配そうにぐっと眉を寄せ相手を見遣り。)
(/遅くなってしまい申し訳ありません!上手く繋げようと推敲を重ねた結果、随分無駄の多い絡みになってしまいましたがご容赦くださいませッ…。絡みづらい、読みづらい等の御指摘は随時受け付けております故、御手数ですがご一報頂けると嬉しいです…!こちらこそ拙い文章で申し訳無いのですが、何卒宜しくお願い致します!)
( >>50 ) 櫨染
(廊下をゆっくりと歩む自身の手には先の授業の終わり際に手渡された課題の束。何度か居眠りをし、とうとう教科担任を怒らせた様で。自分が悪いのは分かってんだけどえげつないわ、なんて内心悪態を吐きつつ紙の束を握る手に僅かに力を込め。課題は三四年の頃に習う単元の確認テストの様なもの。教科書があれば大抵解けるか──否、半分も終わらない内に投げ出すのは目に見えている。諦めにも似た気持ちに溜息が零れそうになった時、軽い衝撃が半身を襲い蹈鞴を踏んで。女性の平均値よりも頭一つ近く高い為か尻餅をつく事は無かったが、手に持っていた課題から手を離してしまった所為か、紙が宙を舞うのが尻目に見え。四方に散らばる課題はこのまま捨て置きたいものだが、そうもいかない──きっと、バレて呼び出しを喰らうのが関の山である。
「 このまま散ってしまえば良いのに…じゃなかった。──俺は大丈夫だが、アンタこそ大丈夫か? 」どっかに飛んでけ、なんて思っていた為か気遣う言葉よりも先にそんな言葉がぽつりと飛び出て。ゆるゆると首を振り、申し訳無いといった表情のまま上記を。)
(/遅くなってしまい申し訳ありません!語彙力の仕事放棄により随分と拙い文章になってしまい、お恥ずかしい限りで…。絡みづらい、読みづらい等ありましたら御手数ですがご一報頂けると有難いです…!こちらこそ何かと落ち着きのない主では御座いますが、何卒宜しくお願い致します…!)
( >>57 ) 物吉
(微睡みから醒めた目の前の彼は普段よりも儚さを増し、愛らしさの残る顔は未だ睡魔に囚われている様にも見える。本当に転寝をしていたのかは定かでないものの、そう錯覚してしまう程には目元が幾許か伏せられている様に思え。一番下の弟とは似ても似つかないのに、その姿が一瞬だけ重なって見え何度か瞬きを。
形の良い唇から紡がれる第一声が随分と棘のあるもの故か、居心地が悪く咄嗟につい、と目を逸らしてしまう。前よりも嫌われている様な──いや、前から嫌われている事なぞ重々理解しているのだが。こうして言われてしまえば言葉を紡ぐに紡げなくなってしまい、ぐっと唇を噛み締めて。暫しの沈黙がちくりと肌を刺す様で、物理的な攻撃を受けている訳でも無いのに心が痛む。然し、此方から呼び掛けておいて何も話さず立ち去るのも……。
「 おいおい、勘弁してくれや…。卒業出来るかわかんねぇけど、まだ卒業まで一年以上あるんだ。 」ははッ、なんて乾いた笑いの後に零した言葉は僅かに震えている様に感じる。思ったよりも情けない返答に困った様に表情を歪めてはおずおずと相手を見遣り。)
(/有難う御座います…!言葉選びが下手くそな娘で申し訳無いのですが、是非とも物吉君と仲良くさせて頂きたく思っております…!ですので負の感情もドーンとぶつけつつ甘えて下されば嬉しいです!)
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