あだっ、…うん。 ( 微力な力加減で鼻を摘まれれば、可愛いげのない声を上げて。しかし直ぐに指が離れると鼻を擦りつつこくりと頷き二つ返事を。相手のお陰で首元は大分暖かいが、歩を進め下駄箱に近付くにつれ冷気は増していき、両手に白い吐息を吹き掛け何度か擦り合わせてはちらりと相手の方を一瞥して。 ) やっぱ今日すっごい寒いね。マフラー貸してもらっちゃったけど…蒼は大丈夫?