主 2018-01-06 22:56:38 ID:8bd20c7e5 |
通報 |
語り
度重なる人類同士の核を使った戦争。外宇宙から飛来し襲撃する機械生命体。そして荒廃しきった地上に住み着いた機械と生物が混ざった生体兵器。それらと再び起こった戦争により地上はあらぬ姿へと一変した。人類は重力軌道エレベーターを建造し地球の衛星軌道上に60個のタワー型のコロニーを作りそこが生活の空間となった。人類は荒廃した地上から機械生命体と生体兵器の残骸から生まれた希少微生物Codeが発見した。この希少微生物Codeは燃料、水、電力など人々が失ったエネルギーを莫大に含有しまたCodeの死骸を別のCodeが捕食するリサイクル可能なクリーンエネルギーとして注目された。だが、それは欲に目の眩んだ人間達にとっては格好のビジネスとなり巨万の富を築き上げた富裕層はその財力を誇示するかのように私設軍隊や超能力者集団を組織しコロニー、地上問わずそこに住む人々を貧困層、または侮蔑の意味を込め下々民と呼び弾圧を繰り返していた。そんなコロニー富裕層や私設軍隊に対抗する為に過激なテロ組織は十代後半の少年少女を拉致し人間兵器『デトネイター』に改造し、様々な破壊工作や暗殺などに利用しデトネイターはその手を血で汚していった。だが、コロニー富裕層の私設軍隊とデトネイターの戦いは一進一退を極め数々のデトネイターが現れては消えてを繰り返していった。そしてテロ組織が次々と壊滅する中、コロニー富裕層や私設軍隊に対して少しでも対抗策を残そうと最新のデトネイターは封印、隠蔽された。全てはコロニー富裕層や私設軍隊に復讐する為に。だが、戦争を知らず造られ野に出たデトネイターは何の為に戦い、生きるのだろうか。答えが出ないまま、流される形で戦わされる。デトネイターはこう思う
『俺(私)達は何の為に生まれて戦うのか』
誰が正義で誰が悪か。それは今となっては誰にも分からず、ただ、流されるまま戦いに身を投じる。救いはあるのか無いのか。それさえも分からないままだが、それでもこの世界に対して抗おうとしていた
トピック検索 |