匿名さん 2017-12-28 23:05:23 |
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>ラルス
(いつ青年がリビングにやって来るだろうかと、ひやひやしながら一つ一つ手紙を手に取っては、中を開き、内容を確認していき。全て確認し終えたところで、内容には特に妙なものは見受けられず、ただ他人の手紙を盗み見ると言う罪悪感だけが苦く残り、ぶるりと体を震わせればそう言えば暖炉の火は消えていたのだと暖炉の中を見下ろし)
何だろう、これ。
(暖炉の中に残る、恐らく燃え残りだろう何かの切れ端。真新しいそれは、燃え残るならば買い物に行く前のあの時だろうと予想がついて。何故なら、その前後は青年は自分と共にいたのだから。自然と先程見ていた手紙に目が向けば、思いつくのは手紙か封筒のそれだが、可能性が広過ぎて結局確認には至らず。だがもしそうなら、わざわざ他のは残してそれだけ燃やすには何か意味があるのではないかと、今後彼への手紙に注意しても良いかもしれないと結論付け。
リビングを出れば、二階へ続く階段を上り。二階の奥の部屋、変わらぬ白い部屋に無造作に置かれた買い物袋に目をくれず、疲れたようにポスンッと座り込めば、スプリングの効いたベッドに軽く弾み。柔らかな毛布や布団は明らかに上質の物で、身に馴染むそれに気を許したのか、力が抜けたのか一瞬瞼が重くなり。)
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