この世界で生きる意味【3l/戦闘、シリアス、鬱要素有/SF】

Code
化石燃料に替わる新たな人類の資源。数ミクロンの微生物が生み出す莫大なエネルギーは電力、水、燃料を精製しまたエネルギーを放出し死骸となった微生物は生きている微生物がその死骸を食べ再び莫大なエネルギーを生み出す夢のリサイクルエネルギーとして注目された。だが、この莫大で再利用が可能なエネルギーを一部のコロニー上層に住む富裕層がその利権を奪い現在ではそれがビジネスとして利用されている

地球外機械生命体
コロニーと地上を襲う謎の生命体。一説によれば地球より遥かに文明が進んだ惑星が地球支配の為に送り込んだとされている。大きさは小型から超大型まで多数あり、獣型であったり、昆虫型であったり種類は様々ある。主な武装は実弾とレーザー兵器で大型になるとその威力も桁外れとなる。また地球製の実弾兵器は一切効かず、遭遇して場合はとにかく逃げる事を最優先事項としている

デトネイター
地上の犯罪者やコロニー富裕層をターゲットとした人間兵器。全身が全て機械の人間兵器とは違い人間と変わらない姿をしているが、その実態は死亡した十代後半の少年少女を素体とした非合法且つ非人道な研究の産物で皮膚の下に外骨格があり不可視化を含めた透過、超高速移動などの様々な特殊能力の持ち、また戦闘機のコックピットを驚異の精度で撃ち抜き撃墜したり、高速回転しているヘリのプロペラに当てずに銃弾を連続で通すなど人間離れした動体視力を持つ。さらに両眼を利き目にすることが可能であり、狙撃と観測・索敵を同時に行う事が出来る等様々な能力を持つが、これは個々の能力であり、余りに超人的な能力であるが故にその分身体的リスクも大きい。一概として共通しているのはネクロレイテッドクローンによって身体能力と戦闘能力を大幅に強化され身体全体に眼には見えないナノマシンセルスキンが保護膜として覆っている。因みにデトネイターの収入源は依頼の報酬を法外な額で引き受け、感情表現も無いに等しいので法外な額を払ってでもデトネイターに依頼する者もいるが、デトネイターの中には報酬を受け取らない者も居る

重力軌道エレベーター
地球の衛星軌道上におよそ32あるコロニーと地上を繋ぐエレベーター。この重力軌道エレベーターはコロニーまでおよそ八分余りで到着出来る。完成当時は検問があり、不法浸入を厳しく取り締まっていたが、度重なる戦乱で無人と化し人工知能搭載の人型機動兵器が駐留しているが役に立っておらずむしろ地上の人間と犯罪者の資源獲得な格好の的となっている。扉は開いているが専用のカードキーが無ければコロニーまでは着けない。故に地上の人間もコロニーの人間にも無用の長物だが非合法で手に入れたカードキーを持つデトネイターが密かに利用している

コロニー
衛星軌道上に60あるタワー型の居住施設。上層にはCodeで私服を肥やした富裕層が住み下層のスラム街では犯罪などは日常茶飯事で病気も蔓延している。スラム街での犯罪の多くは非合法のドラッグや武器の横流しなどで度々暴動が起こっているがその度に人間兵器により鎮圧され現在では弾圧に近い状態にある。スラム街の住人はフラリとやって来たデトネイターに仕事の依頼をする

コロニー富裕層
衛星軌道上に60あるタワー型の居住施の上層に住みCodeで私服を肥やした者達。その多くは何の力もない普通の人間だが自分達を神の民などと言い地上から奴隷や私兵を集めている。軍事力も強大で金に物を言わせて増やしているので手に負えない。だが、雇われた者達は少なからず反感を抱いており、悟られないようにしている

アーマメント
正式名称は戦闘用形状記憶鎧と呼ばれデトネイターや機械生命体の一部の技術を応用し、個人個人の思想を反映した武器や鎧となり、専用の腕輪に格納される。鎧のご多聞に漏れず身体を包み込むように密閉すると科学兵器すらも遮断するが個人の思想を反映するので余り意味を成していない。形状も様々で刀剣類から光学兵器、特殊な武器などで統一性は皆無に等しいがこのアーマメントを装着するとデトネイターに勝るとも劣らない力を得る事が可能となっている。が、出力は装着した人間次第なのでその出力も上下するというムラもある