ヌシ 2017-11-27 17:38:13 |
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▼ 2つの世界 ▼
遠い昔、世界には人間と魔法族と呼ばれる2つの種族がいた。2つの種族は互いに手を取り合い、助け合い生活を豊かにしていった。
しかしある時、小さな村で1つの争いが起こった。その争いはいつしか村から町へ町から国へ国から世界へと広がり、2つの種族は亀裂を深めてしまった。
魔法族の1人が言った、「 これ以上無意味な争いは止めよう 」それは大きく杖を振りもう1つの世界を創った。「 人間は此処で、魔法族は彼方へ。世界を分断しよう、我らは交わっていては前へ進めない。 」人間達はその言葉通り、契約を交じり魔法族の記憶を消去し完全に世界を分断した。
世界が分断してから数百年後、魔法の世界である異変が起きた。魔法の世界での源である、魔力の量が減少しているというものだった。魔力はふつう、自然のエネルギーが魔力に変換されるものでその魔力を使って魔法族は魔法を操る。故に魔力の減少問題は魔法族にとって大変危機的だった。多くの魔法学者達が調べ尽くすと原因は人間世界にあった。
人間世界にも魔力を操れる者達がおり、魔力は自然にその者達に引き込まれ魔法世界で生まれた魔力が人間世界に吸い取られてしまっていた。それに気付いた魔法族はとあることを決めた。「 人間世界から魔法を使える者達を集め魔法世界へ連れてこよう。魔法を極めさせ魔法族に負けない強い魔法使いを育成しよう。 」。魔法族の者達は分断された2つの世界を行き来するための「 鍵 」と魔法族と人間が共に優秀な魔法使いになるための学校を造った。
「 全ては魔法の赴くままに___。 」
▼ 用語説明 ▼
魔法世界 : 魔法族のみの世界。人間世界で植物が酸素をつくるように、魔法世界では植物だけでなく海や様々な有機物が酸素と魔力をつくりだす。人間世界でいう中世のヨーロッパのような街並み。
魔法学校 : 魔法族、人間とかつて分断した筈の2つの種族の15歳から18歳までの少年達が通う学校。人間世界のノイシュバンシュタイン城のような外観。教室はとても広く校舎を全て巡るのは1日では困難。決闘場などもある。
魔法 : 自然によって生まれた魔力を操り操作する力。操作する際に人によって力は変わる。
魔法の力を持った人間たち : 人間世界に散らばった魔法を使える者達。その力に気づいている者もいれば気づかないままのものもいる。
鍵 : 魔法族が人間世界を行き来するために創り出した。最初に作る時鍵に「 魔力を扱える人間のみに仕えろ 」と命令し完成すると人間界に旅立ちその人間の前に現れる。その鍵を使って人間達が魔法の世界に入り学校に通うようになる。魔法族の者達もそれぞれ持っており鍵穴に差し込む時に場所を指定すると指定場所に飛ぶ、非常に便利で一般的な魔法道具。
>まだ口チャック!
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