…マユ?( 注意深く耳を澄ませばやはり小さな小さな彼女の声。その方向を見てみると、宝箱のすぐ近くに小さな小さな彼女が懸命に手を振っており、ぎょっとして ) …お、おいおい…ま、マジか。( 信じられないが、それは確かに彼女の姿。困惑しつつ、とりあえずまともに声が聞こえる距離まで彼女を近付ける必要があり、彼女の方にそっと掌を差し出すと ) 登ってこれるか、マユ。