ん?パパとママ──…?( 彼女から離れたかと思うと今度はこちらの手を握る子供。投げ掛けられた質問に一瞬首を傾げるも、何となく言葉の意味を理解すると隣の彼女に視線をやり。慌てている彼女が可愛くも可笑しくもあり、ふっと笑みを溢せば再び子供に向き直り、子供の頭を撫でながら笑顔で答えて ) ああ、そうだな。このねーちゃんはオレの大事な人だ。これからもオレが守ってく。お前も男なら母さんを守ってやるんだぞ。