2017-11-11 22:06:57 |
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嗚呼、良かった。意識はあ__ッ、駄目ですよ。安静にしておかないと。
(真黒な髪の隙間から覗く緋色に燃ゆる瞳が酷く印象的に見えて、遠くから見ていたにも関わらずに視線を奪われる。医師は彼が目覚めた事に安堵した様子で、記憶の混濁等が起こっていないかと声掛けをしようと口を開いて__彼の呻き声に慌てふためいた。ふるりふるりと顔を横に振って酷く柔らかな声で上記を述べ乍ら、彼の動揺が収まる迄少しばかり唇を閉じて。其の光景を見つつ、恐る恐る医師と彼の元へと近付けば、浅い呼吸音に眉尻を落として。
暫しの沈黙の後に、漸く問い掛けに応える如く医師がゆるりと頷いた。温和な瞳を刹那宙へと浮かばせて、彼の切れ目へと視線を戻した後に。)
理由は後程聞かせてもらいましょう。…見るからに不穏そうですが、診察はさせてもらいますよ。
(/そう仰って頂けるなんて…本当にありがとうございます!此方こそ末長く宜しくお願いします!)
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