2017-11-11 22:06:57 |
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そうかい、悪いね…ッ、う…!
(自分が言ったことではあるが、先程聞こえて来た了承の言葉は何処の誰かも知らないような間男だというのに随分と警戒心が無さ過ぎるんじゃないかと普段の自分なら思ったところだが、今の自分は間違いなく真面な思考が出来ないのだろう。歪な笑顔を浮かべたまま感謝の意も込めた返事を。しかしながら声を発した分、肺が酸素を多く取り込んだのだろう、突発的に肋骨が酷く痛み、思わず声が漏れた。痛いと叫ぶ肋骨に一瞬目を向け「…ああ御嬢さん、悪ぃけど、肩を貸してくれないかい…っ、?」直ぐに視線を戻す。正直立っているのも困難なほど意識が朦朧になってきた。彼女に声を掛けるが何処かの痛みが脳裏を駆けていく。どうにか笑って見せるがきっと酷い物なのだろうと思いながら)
(/いえいえ、此方こそお待たせして面目次第も御座いません。此方こそ何卒よろしくお願いいたします。)
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