2017-11-11 22:06:57 |
通報 |
…、あー、痛むなクソッ…ちっと舐めてたかね…。
(夜も近い夕刻。何処となく霧に街が包まれ始め、人々は足早に道を去っていく中、己は右足を引き摺るように裏通りを進む。左腕に出来た大きな切り傷からは垂れ流れる血を右手で押さえながら、肋骨に感じる痛みを噛み締める。まるで誰かに話しかけているかのように愚痴を溢すと、ふと壁に体を預けその場で足を止めた。本日も無事仕事は無事に済み――暗殺対象の息の根を止める事が出来たが、問題はその後。仕事が完遂したと隊へ報告し、自宅へ帰ろうかと思った所、本日の暗殺対象の人間を囮に己の首を取ろうと企てた輩共に襲われたのである。面倒事は極力避けるべき故、どうにかその場から逃げ出すことは出来たが、それなりの実力派揃い、加えて大人数で来た為に色々と対応も大変で。結果そこそこな怪我を負ってしまい、今に至る。痛みもピークに達し始め、目も何だか霞んできた。正直此処が何処の通りなのか、自宅に近いのか遠いのかも立ち込める霧の所為でよく分からない。とにかく一晩だけでも休息を取れる場所は無い物かと、ふらりと通りに出ると運良く手前の通りに電気が点っている店が視界に入った。霧で何の店なのかまでは分からないが、取りあえずこの店の店員に頼る他無いだろうと其方へ足を進める。と、見えてきたのはどうやら花屋の様で、同時に一人の女性が。あまり頭が働かず賢い考えも出来なくなってきたのだろう、思わず「…、どうもそこの御嬢さん、良ければ…俺を、拾ってくんねーかな?」どうにか笑いかけようとしたが怪我の痛みが酷く、へらりと困ったような笑顔しか浮かぶことは出来ず、そう相手に問いかければ)
(/わーい、お気に召されたようでありがたい限りです…!!自分自身其方の御嬢さんと早くお話したくてうきうきしております。
ロル回しの件は承知いたしました。募集板での言葉の事は踏まえましたが、自分の好きに書いてしまった節もあるので何か問題等あればお申し付けくださいませ。)
トピック検索 |