主 2017-11-10 11:15:17 ID:3fb8339d9 |
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(/主様の方から参加許可して頂けたので、ご挨拶に参りました。ヴァンパイアハンター〔ベテラン〕です。皆様、これから何卒よろしくお願いします)
>エリシュカ
あー、ちょっとそこのお姉さん。良かったら俺の相手になってくれないすかね?時間と金だけ有り余ってて暇なんすよ。
(酷く冷えきった瞳で街中を懸命に見渡しながら足を進める。勿論今は仕事中、目標探しの真っ最中である。相手は始祖吸血鬼の一人。今日は随分と前から進めていた計画を決行する予定で、自分はそれの囮役である。ハートと接触している隙を突く策で、作戦の通りでは今頃街中には数えきれない程のヴァンパイアハンターが潜んでいることだろう。時折見かける同僚は一般人の装いで、自分はと言えば白シャツの上に紺のジャケット、スラックスに革靴、そして服の上に引っ掛けたコートの留め具は外している。コートの下に装備してある大鋏は、俊敏性を重視して片方の刃を取り外してある為、見た目ペーパーナイフのような形になっていた。冷静に見えて内心、相当な緊張感に満たされていた。額には脂汗、強い吐き気で倒れそうになりながらも足は止めない。油断禁物、冷静沈着と頭の中で繰り返しながら神経を尖らせる。歩を進めると高い女の声が耳に入った。そちらに目をやればどうやらビンゴで、事前に確認した資料での写真と女の顔。間違いなく、ハートの始祖吸血鬼。ちらりと付近を通り過ぎた同僚と目が合う。しかしすぐに人波に埋もれ、顔も見えなくなる。その場で深呼吸を数回、やがて一拍置いてからぱっと愛想の良い笑顔を浮かべ、軽い調子で相手に話しかければ)
>七瀬さん
……、七瀬さん?
(同僚からどうやらヴァンパイアハンター二名の行方が分からなくなっているという話を聞き、調度非番だしと自主的に安否確認に出向いてからどれくらいの時間が経っただろう。散策していると次第に活気無い路地へと向かい、何かがありそうだと感じながら歩を進める。と、何やら気配を感じすぐに大鋏を準備、肩に担ぐ。警戒しながら歩きは止めず、やがて目に入った路地裏に人間の姿が。こんな時間にこんな場所にいるのは聊か奇妙で、犯罪者だったらどうしようかなどとぼんやり考えながら、足音を抑えつつ其方へ近づいて行くと、見覚えのある後姿であることに気が付いた。しかし確証は持てない故、自信無さげに相手へ問いかけて)
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