匿名 2017-10-21 15:20:33 |
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ふふ、そんなに照れなくったっていいのに。(キスを拒否されたものの気にする様子もなく、もう一度自分の椅子へと座れば文庫本を暇そうに読み始め。タイトルは「かもめ」と黒く無機質なフォントで書かれており。)…私?それが一つ目の質問ね。(お前の正体、と質問を問いかけられれば暫く腕を組んで考え始めて。そして暴れる相手をジッと見つめれば、嘲笑うかのように鼻で笑い。)私は貴方の思い出。思い出の欠片、とでも言うべきかしら。……この姿に見覚えはあるでしょう?(先程まで笑みを浮かべていたが目を伏せると全くの無表情になり。染められていない黒の三編みを指先で弄び。丸いレンズの眼鏡は真っ直ぐに相手を見つめ、やがて柔らかい笑みを浮かべて。)まぁ、口調も思考も全く違うでしょうから分からないのも無理ないわ。私を産み出したのは貴方、貴方が持っているあの子の記憶が私を作り出した。(でしょう?と相手に確認を求めると椅子を相手の隣に動かし。床を擦る嫌な音が鳴り響けば、相手の喉元へと触れようと手を伸ばそうとし。)
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